2020年12月21日、ソフトバンクが、ドコモのahamo対抗プランを発表しました。
その名も「Softbank ON LINE」
そうですよね。ドコモへの対抗プランなのにLINEとは…?
そこで今回は、Softbank ON LINEを解説しつつ、実際のところ、同じ月額2,980円のahamoや楽天モバイルどちらのほうがスペックで上回っているのでしょうか。
分かりやすく表にまとめて、徹底解説していきたいと思います!
※2021年1月、au by KDDIが「20GB 2,728円」を発表。詳細分かり次第、更新していきます!
本記事の信頼性
◆管理人は、固定回線/モバイル回線の会社に4年以上勤務
◆回線会社で代理店営業/マーケティング/事業企画と様々な部署を渡り、ネットやスマホの裏事情に精通
どっちがお得?
まずは比較表を見てみましょう。
基本料金 | 月2,728円 | 月2,970円 | 月3,278円 |
通信規格 | 4G&5G | 4G&5G | 4G&5G |
利用回線 | Softbank | ドコモと同等 | 楽天 or au |
データ容量 | 20GB &LINE無制限 |
20GB | 無制限(主に都市部) ※楽天エリア外は5GB |
容量突破後速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
キャリアメール | なし | なし | なし |
通話 | 30秒22円 | 1回5分まで無料 | かけ放題 |
申込方法 | Webサイト | Webサイト | Web or 店舗 |
事務手数料 | 未定 | 0円 | 0円 |
契約期間 | 未定 | いつやめてもOK | いつやめてもOK |
違約金 | 未定 | なし | なし |
キャンペーン | 未定 | 3,000dポイント | 8,000楽天ポイント |
その他特典 | 未定 | なし | 1年間無料 |
ほとんどスペックが同じですね。
そして、契約期間や事務手数料など、細かいスペックが明かされていません。
世の中の流れとしては、「契約期間なし」「事務手数料も0円」としないと非難が起こりそうなのでどうにかはしてくると思います。
ちなみに、各社の差別化ポイントはこちら!
◆Softbank ON LINE:LINEはいくら使っても通信量カウントされない!
◆ahamo:82か国で、そのままデータ通信が使える!
◆楽天モバイル:楽天市場等の利用時、ポイント+1倍!
それでは早速、Softbank ON LINEのメリットや不安要素を見ていきましょう。
メリット
まず、メリットから。
LINEのギガカウントフリー
ソフトバンク公式発表の文章に合わせましたが、
要は「LINEで大量の画像をやりとりしたり、ずっとLINE電話しても、20GBのカウントには含まれない」ということです。
2020年は新型コロナウィルスの影響もあり、自宅にいる時間が多い分、LINE電話などはかなりみなさん使われているのではないでしょうか。
電話や画像のやり取りは結構なギガ数を使ってしまうので、ありがたいメリットですね。
…ただし、自宅にフレッツ光やau光などの「光回線」を引いてある方は、そもそもギガを使わずにおうちのWi-Fiで通信していると思いますので、
その場合は「外出中に」どれだけLINEの大容量なやり取りをしているのか、考えてみましょう。
ソフトバンクと同一の品質
Softbank ON LINEは、ソフトバンクと同一のネットワーク品質で提供するとのことです。
ワイモバイル(Y!mobile)もソフトバンクと同一の品質で提供しているので、サブブランドが2つできた、と考えることができます。
ワイモバイルは2月現在「20GB 月3,980円(税抜)」なので、ON LINEのほうが1,000円も毎月安いことになります。
補足:他社の通信品質は?
楽天モバイルは2020年に開始したばかりというのもあり、提供エリアは通信品質にはまだまだ難はあります。
その分、パートナー回線としてauに繋がるようにすることで、ある程度カバーできているといえます。
ahamoは、詳細は発表されていませんが、「ドコモと同等の通信品質」と明言されています。
この「同等」が、「ドコモと同じ」なのか、「ドコモより劣るが不便ないレベル」なのかが分かりません。
ただ、これだけの発表をしておいて格安SIMレベルの通信品質をリリースしたらとてつもない叩かれ方をしてしまうので、なんとかして高品質を保ってくると推測できます。
ahamoの詳細はこちら
-
ドコモ新プラン「ahamo」に乗り換えるべき?UQやワイモバイル・格安SIMとスペック比較してもコスパ最強?!
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不安要素
正直なところ、ドコモのahamoや、楽天モバイルのスペックがとても良いため、
ほぼ同等なものを出している以上、比較してしまうとメリットがあまりないんです…
それにもかかわらず、不安要素はあります。
通信品質
ここが一番大事なポイントですね。
なお、やはりお国事業としてやっていたドコモと比べると、地方の接続具合は今でも悪いところがあります。
昔よく「ソフトバンクは繋がらない」と言われていましたが、利益の出にくい地方ではまだまだ改善の余地があります。
都市部にお住まいの方は気にしなくても大丈夫ですが、地方住まいの方は同スペックであればドコモのahamoを選んだほうが無難かもしれません。
まとめ
結論としては、以下になります。
ポイント
◆Softbank ON LINEと、楽天モバイル&ahamoのスペックはほぼ同じ!
◆Softbank ON LINEの特徴
・LINEのギガカウントがないので、LINE電話など好き放題できる!
・通信品質はソフトバンクと「同一」
⇒楽天経済圏の人は、楽天モバイル
⇒安心の品質が欲しい人は、ahamo
⇒LINE電話のヘビーユーザは、Softbank ON LINE
ドコモの新料金プランが、20GBで2,970円、しかもドコモ品質という、市場を破壊するスペックでやってきたために、ソフトバンクもauも大慌てで新しいプランを設定しています。
まだauの発表も控えているので、これからが楽しみですね。
ただ、やはり楽天モバイルが最も勝っているのは「1年間無料」という点。
初期費用も解約費用も掛からないので、純粋に1年間タダで使えます。
本格的な乗り換えでなくても、試してみるつもりで、契約してみてよいでしょう。
Softbank ON LINEの公式サイトはこちら!
楽天モバイルの公式サイトはこちら!
ahamoの公式サイトはこちら!