2021年1月13日、au by KDDIが、ドコモのahamoやSoftbank on LINEへの対抗プランを発表しました。
その名も「povo on au」
そこで今回は、auの新料金プランを解説しつつ、実際のところ、同じ20GBのahamoやSoftbank on LINEと比べどちらのほうがスペックで上回っているのでしょうか。
分かりやすく表にまとめて、徹底解説していきたいと思います!
本記事の信頼性
◆管理人は、固定回線/モバイル回線の会社に4年以上勤務
◆回線会社で代理店営業/マーケティング/事業企画と様々な部署を渡り、ネットやスマホの裏事情に精通
どれがお得?
まずは比較表を見てみましょう。
月額料金 | 2,728円 | 2,728円 | 2,970円 |
通信規格 | 4G&5G | 4G&5G | 4G&5G |
利用回線 | au | Softbank | ドコモ |
データ容量 | 20GB |
20GB &LINE無制限 |
20GB |
容量突破後 | 最大1Mbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
キャリアメール | 不明 | なし | なし |
通話 | 30秒22円 | 30秒22円 | 1回5分無料 |
申込方法 | Web | Web | Web |
セット割 | なし | なし | なし |
事務手数料 | 不明 | 不明 | 0円 |
契約期間 | 不明 | 不明 | なし |
違約金 | 不明 | 不明 | なし |
キャンペーン | 不明 | 不明 | 3,000dポイント |
ドコモ対抗で200円も安い2,728円になりました!
同料金で攻めてきたソフトバンクを一気に巻き返す動きですね。
ただし、契約期間や事務手数料など、細かいスペックが明かされていません。
世の中の流れとしては、「契約期間なし」「事務手数料も0円」としないと非難が起こりそうなのでどうにかはしてくると思います。
ちなみに、各社の差別化ポイントはこちら!
◆povo on au:とにかく安い!2,728円/月 追加200円で、1日カウントフリー
◆Softbank ON LINE:LINEはいくら使っても通信量カウントされない!
◆ahamo:82か国で、そのままデータ通信が使える!
◆楽天モバイル:楽天市場等の利用時、ポイント+1倍!
それでは早速、povo on auのメリットや不安要素を見ていきましょう。
メリット
まず、メリットから。
とにかく安い!
povo on auは2,728円!!
これはあまりにも大きいです。3,278円のサービスと比較すると、年間6,000円が浮くわけですからね。
200円で1日カウントフリー
旅行中だけど動画みんなで観たい・・・!
なんてときに使えるのが、「200円を払うと、その日1日はカウントフリー(無制限)」という機能。
この機能はどの会社にもない独自のもので、とても良いオプションだと思います。
auの高品質ネットワーク
povo on auは、auの高品質ネットワークを提供するとのことです。
UQmobileはauと同一の品質で提供しているので、サブブランドが2つできた、と考えることができます。
UQmobileは2月現在「20GB 月3,980円」なので、povoのほうが1,500円も毎月安いことになります。
補足:他社の通信品質は?
楽天モバイルは2020年に開始したばかりというのもあり、提供エリアは通信品質にはまだまだ難はあります。
その分、パートナー回線としてauに繋がるようにすることで、ある程度カバーできているといえます。
softbank on LINEは、「Softbankと同一のネットワーク」と明記されています。
同等、ではなく同一、なのでそこは安心できますね。
ahamoは、詳細は発表されていませんが、「ドコモと同等の通信品質」と明言されています。
この「同等」が、「ドコモと同じ」なのか、「ドコモより劣るが不便ないレベル」なのかが分かりません。
ただ、これだけの発表をしておいて格安SIMレベルの通信品質をリリースしたらとてつもない叩かれ方をしてしまうので、なんとかして高品質を保ってくると推測できます。
ahamoの詳細はこちら
-
ドコモ新プラン「ahamo」に乗り換えるべき?UQやワイモバイル・格安SIMとスペック比較してもコスパ最強?!
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不安要素
正直なところ、ドコモのahamoや、楽天モバイルのスペックがとても良いため、
ほぼ同等なものを出している以上、比較してしまうとメリットがあまりないんです…
それにもかかわらず、不安要素はあります。
通信品質
ここが一番大事なポイントですね。
ahamoと同様に、「高品質」と言っているだけで、同じとは言っていないのです。
協業先が異なることもあって、若干の不安要素がありますね。
なお、やはりお国事業としてやっていたドコモと比べると、地方の接続具合は今でも悪いところが一部あります。
都市部にお住まいの方は気にしなくても大丈夫ですが、地方住まいの方は同スペックであればドコモのahamoを選んだほうが無難かもしれません。
電話は完全有料
ahamoやソフトバンクが「5分無料」を行っているのに対し、
povo on auは「30秒22円」かかります。つまり、5分かけると、200円かかるので、合計12.5分以上毎月電話している人は、他社より高くなってしまいます
…
でも、「月550円で、5分無料」というオプションがあるので、
それを使えば、他社と同じ料金の3,278円にはなりますが、同じサービスにすることができます。
まとめ
結論としては、以下になります。
ポイント
◆povo on auと、Softbank ON LINE、楽天モバイル、ahamoのスペックはほぼ同じ!
◆povo on auの特徴
・月2,728円!!!
・通信品質はソフトバンクの「高品質」
・200円で、1日カウントフリー
⇒とにかく安くしたい人は、povo on au
⇒楽天経済圏の人は、楽天モバイル
⇒安心の品質が欲しい人は、ahamo
⇒LINE電話のヘビーユーザは、Softbank on LINE
ドコモの新料金プランが、20GBで2,970円、しかもドコモ品質という、市場を破壊するスペックでやってきたために、ソフトバンクもauも大慌てで新しいプランを設定しています。
最後に発表したauは電話が有料ではあるものの、2,728円という破格のスペック。
ただ、やはり楽天モバイルが最も勝っているのは「1年間無料」という点。
初期費用も解約費用も掛からないので、純粋に1年間タダで使えます。
本格的な乗り換えでなくても、試してみるつもりで、契約してみてよいでしょう。
povo on auの公式サイトはこちら!
Softbank ON LINEの公式サイトはこちら!
楽天モバイルの公式サイトはこちら!
ahamoの公式サイトはこちら!