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セット割のためのひかり電話は損?!理由を徹底解説(IP電話)

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セット割って固定電話代よりお得なんだよね?

 

この考え方、間違っています。

 

結論から言います。

注意ポイント

固定電話は不要
(セット割目的を含む)

です。

 

いくつかの理由から「固定電話は必要」と心のどこかで思っていて

深く考えずに契約している人がいますが、

しっかりと考えなおすことで、人生全体で見ると100万円以上ものお金を節約することができます。

 

新しく固定回線を契約しようとしている方、

すでに契約していて、お得に過ごしていると思っている方、

ぜひ、無駄なお金を浪費しないようにしましょう。

 

そもそも固定電話っていくら?

たしかに、明細をちゃんと見ている方でなければ、

何らかの料金と合算して請求されているせいで電話の料金がいくらなのかわからない、なんてことも多いです。

 

簡易的なものですが、料金イメージはこちら!

ポイント

◆NTT加入電話:1,450円~1,700円

◆IP電話(VoIP):500円

 

NTT加入?IP?なにそれ

聞きなれない用語だと思いますので、簡単に説明していきます。

 

NTT加入電話とは?

要は、「電話線」を使っているおうちの電話のことです。

インターネットの線とは別におうちに配線されているものになるので、

NTTの工事が必要な分、高い料金が必要になってきます。

 

最近は新しく契約する方はさすがに少なくなってきましたが、

築何十年と住んでいる方は今でもこちらに契約している方がたくさんいらっしゃいますし、

個人でお店を開業したりする場合は、工事業者に言われるがまま契約してしまっている場合も多いです。

 

料金としては1,450円~1,700円と、500円で済むIP電話より3倍程度もすることもあり進んで選びたくはないですよね…。

 

でも、NTT加入電話だからこそのメリットも全くないわけではありません。

それが、こちら。

メモ

インターネットが断線しても、使える

 

要は、災害などでインターネットの線が切れてしまうと、インターネット線を用いているIP電話は使えなくなってしまいます。

しかし、NTT加入電話は別の専用線を用いているため、

電源と電話線が切れていなければ使うことができます。

 

…ただし、基本的にそれだけです。

 

災害の場合で言うと、

・電気が通らなくなった

・インターネットも電話もどっちも線も断線した

という場合には結局使うことができません。

ラジオみたいに、「電池で動く」「配線が要らない」というものであればとっても役に立つのですが、

運よく電話線だけ使うことができる、という可能性を信じて月に千何百円も払うのは無駄でしかないですよね。

 

IP電話(VoIP)とは?

もっと分かりにくい単語ですが、

IP「インターネットプロトコル」(Internet Protocol)の略で、

VoIP「ボイスオーバーインターネットプロトコル」(Voice over Internet Protocol)の略になります。

 

ひと言で言えば、インターネットの線を用いた固定電話、と思ってください。

「auひかり電話」や「ソフトバンク光でんわ」などの固定回線のオプションがそれです。

 

NTT加入電話でも説明したように、本来電話とインターネットは別の線を用いて運用されています。

なので、1,700円もの月額費用が電話にも必要だったりするわけですが、

IP電話は「インターネットの線を使った電話」なので、電話線が必要ありません。

 

インターネットは今や当然のように使われているわけですから、

それを流用して電話を使えるなら、設備費用がかかりませんよね。

 

だから、500円という月額料金で利用できるわけです。

 

セット割がお得と言われる理由は?

さて、本題のセット割について解説していきましょう。

 

1,000円~1,500円の割引が受けられる

auひかり電話や、ソフトバンク光電話といった、大手キャリアのひかり電話サービスには、

「同じ会社でスマホの契約をしていると、月額料金が割り引かれる」という特典があります。

 

割引額は、auもsoftbankも「500円~1,000円(税抜)」

※2018年頃までは両社とも1,500円近くの割引が受けられました。

 

そう。つまり、500円の電話に加入すると、1,000円の割引が毎月受けられるんです。

実質タダどころか、返ってくるわけですから、お得ですよね。

 

しかも、家族も同じ会社のスマホ契約をしていれば対象になるので、

4人世帯だったら最大4,000円も毎月割り引かれるんです。

 

…でも、それは無駄なんです。

 

要らない理由とは?

なんでよ!めっちゃお得じゃん!

これは、「割引額」にだけ注目した場合に、お得と見えるわけです。

 

つまり、「スマホ料金はそもそもいくらなの?」ということに目を向けなければならないんです。

 

大手キャリアの料金

大手キャリアは、大容量プラン(20GB~50GB)を提供することをメリットとして、

7,000円~9,000円の合計支払い額になっていることが多いです。

 

なお、5GBなどの低容量プランもありますが、

割引額が500円まで、など、お得部分が減ってしまいます。

 

サブキャリア・格安SIMの料金

サブキャリア(UQmobile・Y!mobile)は、7GB~14GBの中間的な容量で、

3,000円~5,000円の料金プランです。

 

格安SIMは、1GB~10GBの比較的少ない容量ですが、

1,000円~3,000円の料金プランです。

 

そう。つまり、「元々の料金が高すぎる」のです。

 

数字で分かる損得

では、実際に数字を用いてみてみましょう。

今回は、できる限り「大手キャリア」の割引額が増えるよう、4人世帯の場合で見てみます。
※以下の料金は、分かりやすくするために500円ごとに四捨五入して調整した金額イメージを掲載。

auひかり & auスマホ4台

auひかり:5,000円

auひかり電話:500円

auスマホ(20GB):8,000円 × 4

セット割:-1,000円 × 4

= 37,500円 - 4,000円 = 31,500円/月

 

では、ひかり電話を契約せず、同じau系列のUQmobileを使った場合を見てみましょう。

auひかり & UQmobile4台

auひかり:5,000円

UQmobile(14GB):4,500円 × 4

セット割:-500円 × 3

= 23,000円 - 1,500円 = 21,500円/月

 

合計1万円もauスマホのほうが高い…

そうなんです。毎月1万円も浮いたら、お寿司屋や焼き肉など、ちょっといい外食ができますよね。

大手キャリアを何も考えずに使っている方は、それだけ損しているんです。

「割引額の多さ」の裏には「それだけ基本料金が高い」ことが隠されている。という事例ですね。

 

たしかに、月々使えるギガ数は14GBと20GB、つまりauのほうが6GB多いですが、

auひかり(おうちの回線)を引いている以上、外出先でしかスマホのギガは使いません。

そう考えると14GBあれば十分

 

特に、これをサブキャリアではなく格安SIMにしたら、毎月2万円お得にすることもできます。

1年間で24万円10年間も使ったら240万円です。そう考えると怖いですよね…

 

まとめ

今回は大手キャリアのセット割が如何に損しているか、というお話をしてみました。

 

最後にまとめましょう。

サマリ

◆固定電話の基本料金
NTT加入電話:1,450円~1,700円程度
IP電話(VoIP):500円程度 ←近年の主流

◆固定電話とネットのセット割は損!
➀年々1台あたりの割引額は減少している(ここ3年で1,500円⇒1,000円)

➁ネットと電話のセット割引額以上に、大手キャリアのスマホ料金が高すぎる

 

今回の事例をもとに、ぜひみなさんに学んでいただきたいのが、

割引額より、実際かかる総額を見るべきということです。

 

「○○万円もお得!」という言葉でお得を感じるのではなく、

「いくら払うのか」という、根本に目を向けてください。

(最近Amazonの中国商品で蔓延っている「元値をアホみたいに高くして【90%OFF】」と見せる商法が最たる例ですね。)

 

また、「調べるのめんどくさい!」という理由で固定費から目を背けては、

毎日スーパーで安売りの商品を探している苦労が水の泡となってしまいます。

 

ぜひ、固定電話の必要不要を考えるだけでなく、固定費全体の見直しを考えるきっかけになれば幸いです。

 

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