残念ながら、それは「過去のお話」になります。
2017年~2020年に実施されてきた政府の規制の結果、「スマホと契約を一緒に乗り換える」という行動は不要となりました。
以前はなぜお得だったのか、そして今は何がお得なのか、解説していきたいと思います!
以前のキャンペーンとは
以前に実施されていたのは、「スマホ実質0円」や「スマホ一括0円」というキャンペーンです。
これは、au, docomo, softbankの大手3社が行っていたもので、格安SIMなどでは実施がありませんでした。
スマホ実質0円/一括0円とは
では、これらはどういった内容だったのでしょうか。
実は中身が違いますので、それぞれ簡単に説明していきます。
実質0円
2012~2013年頃に開始されたのですが、iPhoneの浸透によりスマホ代金がどんどん上がっていくタイミングだったこともあり、大変好評でした。
中身はこうです。
実質0円
2年間の間、スマホの分割代金と同じだけの料金を割り引く。
⇒結果的にスマホが実質タダで手に入る。
要は、「2年間普通に使っているだけで、結果として最新のスマホがタダで手に入ってしまう」という仕組み。
ただし、途中で解約してしまうと違約金がかかるため、2年間続けることは前提でした。
それを超えたのが、「一括0円」というものになります。
一括0円
実質0円が大手各社で実施され、差異がなくなった頃に開始されました。
一括0円
キャリアの契約時に、スマートフォン自体を実質プレゼント。
ただし、半年(1年)以内に解約してしまうと、半額~全額の料金を違約金として請求されてしまう場合あり。
要は、最初から0円なので、高い大手キャリアの料金を払い続ける必要がありません。
もちろん、記載のように、契約してすぐ辞めるような動きはさすがに制限するようになっています。(時期によってはそれすら無かったりもしましたが…)
補足:政府が規制した理由とは?
余談ですが、政府がこれを規制した理由のひとつは、「転売」です。
一括0円でスマホを手に入れ、半額の違約金を払ってでも解約する。
すると、最新のスマートフォンが半額で手に入ってしまう。
この契約を、大手キャリアのau⇒docomo⇒softbankと毎月のようにコロコロ変えることで、
最新のiPhoneが「実質新品(新品中古)」として定価よりずっと安い金額で大量に流出したのです。
規制後のキャンペーンとは
結論から言うと、「スマホ割引は、上限2万円」となりました。
前後比較すると、こうなります。
今まで:10万円もするiPhoneを「実質タダ」で手に入れられる。
現在:10万円のiPhoneは「8万円」で購入する。
それでも「きっと同じやり方が一番お得」と思って2年ごとに大手キャリアを乗り換える方はたくさんいます。
本当に、本当にお金がもったいないので、そのキャリアに人生を捧げる!という強い想いがない限りはやめましょう…!
2020年のお得な契約とは?
「これ以外の選択肢はありません!」と言い切りたいところですが、
ポイントによって、いくつか選択肢があります。
動画やゲームもそこそこする
私管理人は、まさにここです。
スマホの契約(SIM)に関しては、格安SIMだと通信速度がどうしても遅くなってしまうため、
auと同じ速度が出る「UQ mobile」か、Softbankと同じ速度が出る「Y!mobile」の2択です。
この2社は、大手の子会社にあたるので、「サブキャリア」と呼ばれています。
サブキャリアのスペック
サブキャリア(UQmobile・Y!mobile)は、7GB~14GBの中間的な容量で、
3,000円~5,000円の料金プランです。
大手キャリアが7,000円~9,000円することを考えると、同じ回線速度でこの料金は、かなり安いですよね。
しかも、最初の1年間は「3GB増量」キャンペーンをやっていたり、
半年間770円割引、なんてキャンペーンも実施していたりします。
大手と比べても、遜色ないスペックになりますね。
また、この2社はほぼすべてのスペックが同じなので、
「1~2年ごとに両者を乗り換え続ける」ことが、コスパ的な最適解になります!
動画もゲームもあまりしない
「動画もゲームも自宅でしかしない」という方は、スペックの高いサブキャリアを選ぶ必要はありません。
そこで登場するのが、「格安SIM」です。
格安SIMのスペック
みなさん気になるのは、「大手と比べてどれくらい質が低いか」ですよね。
正直に、悪いポイントから説明しましょう。
注意ポイント
・通信速度
・サポートの品質
大手キャリアの回線の一部を借りて運営しているのが格安SIMなので、
大手と比べるとやはり速度の低さは出てしまいます。
それでも、BiglobeモバイルやLINEモバイルなどの格安SIMは、Biglobeならau系列、LINEならソフトバンク系列なので、比較的早い速度が出ます。
また、サポートはチャットやAIの自動対応くらいしか実施していないので、
「困ったら電話で何でも聞ける」という安心感は、大手キャリアにしかない強みでしょう。
それでも。それでも!コスパの観点から言うと、格安SIMは良いのです。
肝心の料金は、1GB~10GBの容量で、1,000円~3,000円の料金プランになっています。
あまり動画やゲームをしないのに大手キャリアを契約している人は、7,000円~9,000円を払っています。
それを、ちょっと品質を落とすだけで、毎月5,000円以上安くなるのです。
1年間で、6万円も浮きます。叙々苑だってなんだって行けますし、これを投資に回すことだってできます。
…と、少し脱線してしまいましたが、お得さはよく伝わったと思います。
スペックが落ちるとはいえ、大元の回線基盤は大手キャリアから借りています。
ひどい機械を自分たちで作って運用しているなら「やめたほうがいい」と言いますが、あくまで大手のを使っているなら、安心感もありますよね。
まとめ
今回は令和時代(2020~)のスマホ契約のおススメを紹介しました。
最後にまとめます。
サマリ
◆「実質0円」「一括0円」は政府の規制で消えた
⇒大手キャリアを乗り換えるのは損する時代!
◆おススメのプラン
➀サブキャリア(UQmobile or Y!mobile)
3,000円~5,000円で、大手と同じ回線品質!
➁格安SIM(Biglobeモバイル or LINEモバイル)
1,000円~3,000円で使えるうえに、
大手の子会社系なら、納得できる品質安さと品質!
スマホにかかる料金は、何も考えないととっても高くなってしまいます。
でも、たくさん選択肢がありすぎて、知らない用語もたくさんあって。
だからこそみなさん「めんどくさい!」となってしまうわけですが、それをクリアすると
毎年何万円も得できるようになるわけですね。
他にも、「光回線」などと組み合わせた場合のコスパ最強プランを紹介した記事もありますので、
ぜひ読んでみてくださいね!